大統領支持率74%に 「満足」2期連続で上昇
SWS調査による大統領満足度は74%で前回比4ポイント増加。不満足は15%
民間調査機関ソーシャル・ウエザー・ステーション(SWS)は昨年12月28日、同月に実施したドゥテルテ大統領への支持率調査結果を発表、大統領の仕事に「満足」と答えた人は74%で、9月の前回調査と比べて4ポイント増加した。「不満足」は15%(同1ポイント減)、「分からない」は11%(同3ポイント減)だった。6月の調査からは「満足」が9ポイント増加しており、支持率は再び上昇傾向を示している。
社会階層別では貧困層の「満足」が9月より13ポイント増の77%、中間層以上も同12ポイント増の76%だった。男女別では、男性は同6ポイント増の76%、女性は3ポイント増の72%だった。
学歴別では、大卒が9月調査から9ポイント増の78%と最も高かった。高卒が1ポイント減の72%、小卒が5ポイント増の74%。年齢別では45〜54歳を除いた全ての年代で満足度が高まった。
「満足」の回答を地域別に見ると、大統領の地盤であるミンダナオ地方が83%(同1ポイント増)で最も高く、ビサヤ地方76%(同7ポイント増)、首都圏75%(同14ポイント増)、首都圏を除くルソン地方69%(同2ポイント増)と続いた。首都圏の上昇が目立った。
調査は12月16〜19日、全国の成人1440人を対象に実施した。
SWSは「大統領は信頼できるか」という問いでの支持率調査も実施してきており、9月実施の同調査では「信頼できる」と答えた人が6月調査より4ポイント高い74%で、こちらも上昇傾向を示していた。(岡田薫)