鴻海、中国広州に大型工場
[ 300字|2017.1.5|社会 (society)|ASIA WATCH ]
台湾の鴻海精密工業と傘下のシャープが出資している液晶パネル製造会社、堺ディスプレイプロダクト(SDP、堺市)はこのほど、中国広東省広州市に大型の新工場を建設すると発表した。
総投資額は610億元(約1兆300億円)に上る。3月にも着工し、2019年の量産開始を目指す。シャープのブランド力と技術を生かし、世界市場に攻勢をかける。
新工場は「第10.5世代」と呼ばれる世界最大級のガラス基板を使用し、高性能な液晶テレビのパネルを製造。次世代の超高精細な8Kの放送技術に対応する。生産コストを下げ、ブラウン管から液晶テレビへの切り替えが進む中国を中心とした新興国などでの販売拡大も図る。(共同)