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　日立製作所の東原敏昭社長はこのほど、北京で記者会見し、2015年度に約１兆500億円だった中国での売上高を、21年度に１兆５千億円まで引き上げる目標を明らかにした。中国政府が進める構造改革に沿って、医療関連や電気自動車（ＥＶ）向け部品などの販売を強化する。

　東原社長は中国経済について「生産能力を拡大する設備投資中心から、高効率や省エネ化など新たな価値を生み出す経済に大きく転換してきている」と指摘。最新のＩＴシステムを活用した病院運営の高度化や、政府が環境改善のために普及を促すＥＶなど次世代自動車関連事業に注力すると語った。

　日立にとって中国は既に海外で最も売り上げの大きい市場となっている。（共同）