東京ガス、英大手とLNG交換
[ 298字|2016.11.24|社会 (society)|ASIA WATCH ]
東京ガスはこのほど、英国のエネルギー大手セントリカと液化天然ガス(LNG)の調達に関する協定を結んだ。東京ガスが米国から調達するシェールガスと、セントリカが東南アジアなどで調達するLNGを交換し、双方の輸送コストを削減する。
「スワップ取引」と呼ばれるもので、具体的には、東京ガスが米メリーランド州「コーブポイント」から17年末以降に輸入する予定のシェールガスを欧州に輸送し、セントリカが東南アジアやオーストラリアから調達する計画の天然ガスを日本に送る。
交換する量は、年間35万トン程度を運ぶ船1隻か2隻分を想定。輸送費は、船1隻の1往復当たりで1億円超を削減できる見込みだ。(共同)