半導体拠点を台湾企業に売却
[ 306字|2016.11.15|社会 (society)|ASIA WATCH ]
住友金属鉱山はこのほど、リードフレームと呼ばれる半導体部品の生産から撤退すると発表した。市場の伸びが見込めず、中国メーカーとの価格競争も激しくなっているため。内外の拠点は台湾企業2社に売却するなどして整理する。
国内拠点のうち、SHプレシジョン(山形県米沢市)は台湾メーカーの界霖科技への売却を検討する。大口マテリアル(鹿児島県伊佐市)も台湾の長華電材グループと、売却など事業の在り方を交渉する。従業員の雇用は維持するという。
新居浜マテリアル(愛媛県新居浜市)とSHマテリアル(東京)は事業を順次縮小して清算する。両社の従業員はグループ会社への転籍などで対応し、人員合理化はしないとしている。(共同)