黒い米菓子は霊のため パンガシナン州
[ 266字|2016.11.14|社会 (society)|LuzViMinda News ]
聖人と故人をしのぶ1日の万聖節、2日の万霊節の期間中、ルソン地方パンガシナン州ダグパン市の家庭では黒いもち米を使った菓子「デレメン」が食卓にのぼる。この地域では、このデレメンが墓参者に配られる。そして、あの世から現世を訪れる死者の霊にも、この菓子はささげられる。
デレメンは、白いもち米をいぶして黒くしたものを使い、すりつぶす。そして濃厚なココナツミルクと糖蜜を混ぜ、粘りが出るまで火を通す。そして冷ませば出来上がりだ。
ダグパン市では毎年、デレメン用の黒いもち米は10月上旬から売り出される。(10月31日・ブレティン)