台湾、日本産規制を段階的解除
[ 280字|2016.10.29|社会 (society)|ASIA WATCH ]
台湾が東京電力福島第1原発事故後に始めた日本産食品の輸入規制について、台湾農業委員会(農水省)の当局者はこのほど、リスクの低い食品から段階的に解除していく考えを示した。
当局者は、台湾が解除に前向きな姿勢であることを強調した。台北駐日経済文化代表処(駐日代表部に相当)は「年末までに」との見通しを示している。
同当局者によると、台湾政府は8月に食品の生産現場や市場を調査するチームを日本に派遣し、報告書をまとめた。その結果、牛乳やキノコ類、乳幼児食品などはハイリスク食品と分類し、それ以外の食品を先に解除する方向で内部調整が進んでいるという。(共同)