観光振興で日印結束
[ 353字|2016.10.27|社会 (society)|ASIA WATCH ]
インド商工会議所連盟はこのほど、インドと日本の観光関連業界関係者らを集め、首都ニューデリーで初めての「日インド観光サミット」を開催した。経済成長するインドと日本の政治・経済的な関係は年々強まっているが、観光客の相互訪問は少ないため、民間レベルで結束、両政府も協力し誘致策を探る。
サミットには両国の旅行代理店、航空会社など約30の機関や企業関係者、自治体関係者ら約100人が参加。シャルマ閣外相(観光担当)は「観光はインドの未来を変える」と述べ、仏教遺跡の旅をPR。日本側は四季の美しさや科学技術を売り込んだ。
日本政府観光局(JNTO)とインド政府によると、インドから日本への訪問者は年約10万人、日本からインドへの訪問者は年約20万人で、両国の経済規模からみると比較的少ないという。(共同)