AIIBが諮問委員会初会合
[ 344字|2016.10.22|社会 (society)|ASIA WATCH ]
中国が主導して設立した国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は19日、銀行運営に外部から助言する「国際諮問委員会」の初会合を北京で開いた。AIIBへの加盟を見送っている日本と米国からも鳩山由紀夫元首相らが委員として出席した。AIIBとして銀行の透明性を示す狙いがあるとみられる。
AIIBによると、初会合は国際経済情勢がAIIBの運営に与える影響や、インフラ整備事業に民間部門の参画を増やす重要性について議論。金立群総裁は「諮問委の助言が今後のAIIBの発展を手助けすると信じている」と謝意を示したという。
委員は計11人で、米国からアジア開発銀行(ADB)元幹部のポール・スペルツ氏も出席した。委員会は、金総裁に客観的な立場で助言するのが役割だとされている。(共同)