ポト派幹部11月に二審判決
[ 299字|2016.9.17|社会 (society)|ASIA WATCH ]
カンボジアの旧ポル・ポト政権による大虐殺を裁く特別法廷はこのほど、ポト派元最高幹部のヌオン・チア元人民代表議会議長(90)と、キュー・サムファン元国家幹部会議長(85)の2被告の公判のうち「人道に対する罪」などを審理する裁判の第二審(上級審)の判決を11月23日に言い渡すと発表した。
2被告は、多数が犠牲となった住民の強制移住を巡る「人道に対する罪」などに問われた裁判で、2014年8月に終身刑を言い渡されたが、無罪を主張し控訴した。特別法廷は二審制のため、二審判決で確定する。
2被告に対してはこの裁判のほか、少数民族やベトナム人の虐殺などを審理する別の裁判の第一審が進行中。(共同)