台湾から航海、18年に延期
[ 309字|2016.8.30|社会 (society)|ASIA WATCH ]
国立科学博物館のチームはこのほど、日本人の大陸からの渡来ルートを検証する目的で、2017年夏に予定していた台湾から沖縄・与那国島までの航海を、18年に延期すると発表した。
ことし7月に沖縄に自生する草で作った舟で挑戦した与那国島から西表島までの航海は、強い潮流に阻まれて不成功に終わった。次回は台湾に自生する竹を使って舟を作る。チームの海部陽介・人類史研究グループ長は「しっかり準備して2年後の本番に臨みたい」と話している。
航海は台湾から沖縄までの舟による渡来ルートを確かめる目的。日本人が大陸から渡ってきた経路はほかに、対馬から九州に入るルートや、サハリンから北海道に入るルートが考えられている。(共同)