野生生物の取引監視訴え
[ 322字|2016.7.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
環境天然資源省ビサヤ事務所はこのほど、アクランなど西ビサヤ5州の当局者に野生生物の不法取引の監視を強化するよう呼び掛けた。
同事務所によると、捕獲が禁止されている希少動物の不法取引が横行。昨年から保護され、野生に戻された動物はわずか23匹。他に4匹が保護センターに収容されている。特に保護が必要なのは、パナイクラウドラット(ネズミ)、パナイオオトカゲ、ビサヤンサイチョウ、ビサヤンスポテッドディア(シカ)。
野生植物も乱獲されている恐れがあり、同事務所は、各自治体の関係者や監督下にあるレンジャーに不法取引の監視と野生動植物の保護対策を強化するよう訴えた。不法取引などの違反者は野生生物保護法によって罰せられる。(11日・ブレティン)