マグロが展望開く
[ 312字|2016.1.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方南部ジェネラルサントス市の2015年は、明るい展望が見えたいい年となった。数カ月はエルニーニョ現象のため日照り続きとなり、農業が大きな被害を受けたが、マグロ漁業が活況を呈し始め、損失を取り戻した。
15年1〜8月のマグロ漁の期間中にジェネラルサントス市から輸出された一本釣りのマグロは総額1億8300万ドルに上った。缶詰などマグロ関連商品を含めると、15年全体では同市のマグロ輸出総額は3億ドルに達するとみられる。
マグロの活況の影響で人の出入りが増え、大手ファストフード・チェーンが開店したほか、大手のホテルも進出してマグロの国際会議も開かれるなど、全体が活発化している。(28日・ブレティン)