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11月30日のまにら新聞から

過激派が大幅値下げ

[ 324字|2015.11.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

 ミンダナオ地方北ダバオ州のサマル島のリゾート施設で9月に起きたカナダ人やノルウェー人など外国人ら4人の拉致事件で、発生から2カ月たってイスラム過激派アブサヤフが身代金の要求額を値下げしてきた。

 アブサヤフとの間で仲介に立っているモロ・イスラム解放戦線(MNLF)の幹部が明らかにした。当初の要求は1人当たり10億ペソで、3人で計30億ペソと途方もない金額だった。警察や軍がまったく相手にしないため、しびれを切らして1人当たり3億ペソ、計9億ペソと当初の3分の1以下に値下げしてきた。

 拉致された4人のうち1人はフィリピンのマリテスさんで、彼女の命はカナダ人とノルウェー人の解放にお金が払われるかどうかにかかっている。(23日・ブレティン)

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