サウジからの脱出
[ 334字|2015.10.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
中部ビサヤ地域アクラン州から比人海外就労者(OFW)としてサウジアラビアに働きに出ていた女性(37)がひどい虐待を受け、比大使館に駆け込んで10月17日にマニラ空港に帰還することができた。
この女性はアクラン州マリナオ市の商店街で働いていて人身売買業者にだまされ、正式な書類のないままサウジに到着。住み込みのメイドとして働かされたが、男性雇用主から連日のように虐待を受け、レイプされていたという。このためスキを見て脱出、リヤドの比大使館に駆け込み、国外退去の名目で帰国した。
正式な書類のないOFWが出国するのは難しく、大使館員が間に立ってなんとか出国できたという。女性は19日にマリナオ市に戻り、市長の歓迎を受けた後、家族と再会した。(21日・ブレティン)