比漁業に大打撃
[ 325字|2015.9.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
15日にダバオ市で開かれた西フィリピン海(東シナ海)をめぐる領有権問題のフォーラムで、外務省のホセ次官は、中国が領有権主張の根拠としている9段線によると、カラヤアン島やスカーボロ礁海域などがひっかかり、1万2千人以上の漁民に影響が出ていると説明した。
また「中国の9段線は比の排他的経済水域(EEZ)を80%減少させることになり、紛糾が長引けば比の漁業全体に大打撃を与える」と述べた。当初試算では、経済的損失は数十億ペソに上り、漁業・水産業に携わる数百万人に影響を及ぼすことになると説明。
漁業・水資源局ダバオ地域事務所のイドリス代表は、同局の推定として漁民1万2200人、約6万世帯が打撃を受けていると述べた。(17日・ビジネスワールド)