市街地占拠から2年
[ 322字|2015.9.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
サンボアンガ市内でモロ民族解放戦線(MNLF)による市街地占拠事件が起きて2年目の9日、同市サンタカタリナの教会で犠牲者をしのぶミサがしめやかに行われた。事件は約400人に上るMNLF構成員らが市内の多数のバランガイ(最小行政区)を21日間にわたって占拠、国軍と激しい戦闘を繰り広げた。住民少なくとも140人が死亡し,多くの家屋が焼失した。
クリマコ市長は、市民を守るため市当局は全力を尽くすと述べた。国軍が最後に制圧したMNLFの拠点でも国旗の掲揚式が開かれた。
同市選出のロブレガト下院議員は「2年前の9月9日までサンボアンガ市に記念すべき日はなかった。9日は同市の悲劇的裏面史の1ページになるだろう」と述べた。(10日・スター)