正義は下された?
[ 325字|2015.8.24|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方ダバオ市で10日、タクシー運転手が乗客を装った強盗の2人組に襲われ、死亡する事件が起きた。ふだんから治安維持に熱心なドゥテルテ市長は13日、運転手の遺族に「15日の夜明けまでには必ず犯人に正義の審判を下す」と約束した。
ところが実際、ドゥテルテ市長が遺族に約束した数時間後に、この犯人グループによるタクシー強盗事件が市内で発生。警官と銃撃戦の末、犯人の1人は射殺された。
市長は「家族を養うために真面目に働いている人の一家に約束を果たした。正義は下された」との声明を発表。銃弾3発を受けて死亡した犯人はナイフと小分けしたビニール袋入りの覚せい剤4袋を所持。警察は現場から逃げた1人の行方を追っている。(21日・インクワイアラー)