クリーンのため人員3倍
[ 327字|2015.6.29|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方ダバオ市のドゥテルテ市長はこのほど、「クリーン宣言」ができるように清掃員や保安要員の数を最大3倍にしたらどうかと述べて、同市予算局の人員削減方針を事実上断念させた。
ダバオ市はフィリピンで管轄面積が最大の都市で、183のバランガイ(最小行政区)がある。市を清潔で安全にするため清掃員など1万1246人が契約で雇用されており、2014年に支払われた給与は7億ペソを超えた。
ドゥテルテ市長は「ゴミをなくし、犯罪ゼロにするのに予算の上限を設けるなどもってのほか。現在の契約人員の3倍まで増やしても問題ない」と断言。予算局は6月16日にオンラインで財政状況を公開したが、市長は「事前連絡なしだ」と怒っている。(22日・インクワイアラー)