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11月17日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 612字|2014.11.17|社会 (society)|ハロハロ ]

 競争馬の世界にもちょっと首をかしげるような名前が登場する時代になった。タッチシタイ(牡4歳)なんて、うっかり女性の前で口にしたら、セクハラと攻撃されかねない名前だろう。父がオレハマッテルゼ、G1馬だ。母はジョウネツノアラシという名だから、母親の血を引いた命名ということか。イマスグキスミー(牝3歳)というのも下級条件で走っている。あまりに直情的で、鼻白んでしまう。

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 通常、多数の馬を所有する馬主は自分の名前や会社、地域などにちなんだ冠名をつくり、それに日本語や英、仏、伊、スペイン語など美しい名前の馬もいた。思い出すのはミオソチス。忘れな草という花の名前だそうで、本当に忘れたころに飛んでくるファン泣かせの馬だった。3年ぐらい前だったか、2歳の出世レースでアルフレード(歌劇「椿姫」の主人公の恋人名)という名の牡馬が一番人気になった。ダローネガという椿の品種名の馬が出走していたので、これはぴったりだとあやかり馬券を買ったら見事に外れた。

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 近年は馬名にフィリピン語も登場するようになったから、おもしろい。まだ未勝利の3歳馬パロパロ。フィリピン・パブ好きらしいTVタレントが馬名はチョウチョの意味で、花から花へ移り気な浮気男の意味もあると解説していたので、笑ってしまった。3歳には結構有力馬のマイネルメリエンダなる馬もいる。既に4勝してオープン入り。こっちは大いに出世が期待できそうだ。(紀)

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