刑務所を博物館に衣替え
[ 323字|2014.9.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
西部ビサヤ地方イロイロ州のアーサー・ディフェンソル州知事と国立博物館のジェレミー・バーンズ館長が、イロイロ市にある使われていない刑務所を改装して新たに博物館として生まれ替わらせる奇抜なアイデアを決めた。
イロイロ市には本格的な博物館がないため、美術品や骨董類はこれまで首都圏マニラ市などで仮住まい展示をしていた。今度戻って来るのは、イロイロ州オトン町でスペイン統治前の高貴な人物とみられる金のデスマスクのほか75万年昔の象の臼歯の化石など多数という。
刑務所は1911年に造られており、約900平方メートルの広さがある。改装費8千万ペソをかけ博物館としてよみがえらせ、1年後の来年9月開館を予定しているという。 (25日・ブレティン)