金鉱山を操業停止に
[ 319字|2014.9.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
中部ビサヤ地方を管轄する環境天然資源省の地方事務所はこのほど、サンフランシスコ、サンタカタリナ両地域などの違法な金採掘業者に対し、直ちに操業を停止するよう行政命令を発した。
同事務所によると、金採掘では水銀が大量に使用されており、労働者と近隣住民への健康被害が無視できないという。水銀を使用すると、泥や砂の中から金を容易に分離でき、しかも安価で済むことから、金の採掘業者は多用している。
世界保健機関(WHO)は、健康被害をもたらす10の有害化学物質に水銀を指定。水銀は肺、腎臓、皮膚、眼のほか神経や免疫を壊す非常に有毒な物質とされる。
行政命令を実行に移すため警察のほか比空軍も協力するという。 (24日・ブレティン)