襤褸の旗
[ 2231字|2013.5.27|社会 (society) ]
第62回 この罪深き選挙の日々
早朝6時。まだ昇りきらぬ太陽が、木洩れ日をベランダに投げかける。その曙光(しょこう)のなかに、私の足にとまった蚊の張り切った腹が、赤黒く透けてみえた...
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早朝6時。まだ昇りきらぬ太陽が、木洩れ日をベランダに投げかける。その曙光(しょこう)のなかに、私の足にとまった蚊の張り切った腹が、赤黒く透けてみえた...
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