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ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 322字|2005.12.5|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

マグロ漁業に危機

 インドネシア経済専有水域での比のマグロ漁獲を認めていた二国間漁業協定が十二日、延長交渉が難航したまま期限切れを迎えるため、ソックサルジェン地域の水産業界を慌てさせている。

 同地域産業連盟のタン会長によると、太平洋、インド洋でマグロ漁に従事する船舶数は四百六十隻近くに上る。協定切れになると、インドネシアは自国の湊に水揚げする漁船だけに操業を認めることになるという。タン会長は「インドネシアは自国の缶詰工場に投資する企業だけに、操業許可を出すようだ」と述べ、そうなると中小水産会社は閉め出されると心配している。

 ゼネラルサントス市のアチャロン市長は「市収入の七〇%と市民の大部分は漁業に依存している。影響は深刻だ」と嘆いた。(3日・スター)

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