ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 300字|2002.6.17|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
アポ山サミット開催へ
フィリピン最高峰のミンダナオ島南部にあるアポ山(二、九五四メートル)の環境を考えるサミットが同山で今年中に開かれる。
環境天然資源、農務など各省や地元自治体関係者のほか、アポ山に暮らすマノボやバゴボなどの少数民族も出席し環境問題や生計支援策について協議する予定だ。
ダバオ市、南ダバオ州、北コタバト州の境に位置するアポ山国立公園は自然の宝庫で分水嶺にもなっている。
サミットを主催する民間団体は「国立公園内での住宅開発が目立ち、生態系を破壊しつつある」と警告。また、政府職員や地元政治家が国立公園内に居住する地元住民から土地を買い上げている現状も指摘した。(14日・ミンダナオデーリーミラー)