和平合意の早急な履行を
[ 303字|2002.5.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
西部ビサヤ地方の地域治安維持評議会はこのほど、中央政府に対し、都市ゲリラ「アレックス・ボンカヤオ・ブリゲード」(ABB)と結んだ和平合意の履行を急ぐよう求めた。
イロイロ市で国家警察と国軍、フィリピン町長連盟がABB幹部と会合を開き、和平交渉の位置づけを明確化し、ABBと地方自治体が緊密に調整を図っていくことで協議した。
これを受けて同評議会は、ABB居住地域への社会経済事業と釈放された政治犯の社会復帰支援事業に計五億一千万ペソを拠出し、早急な履行を求める決議案を出した。同評議会の副議長、国家警察西部ビサヤ州本部長は「国軍とゲリラ間の停戦を持続させたい」と強調した。(24日・インクワイアラー)