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[ 281字|2001.12.18|社会 (society)|econoTREND ]
□銅鉱流出廃液処理事業から加企業が撤退へ
マリンドゥケ島で1996年にマーコッパー銅鉱山から廃液が流出し周辺住民に健康被害など重大な環境問題を引き起こしたが、流出事故後、下流の川と湾口にたまった多量の廃液たい積物の除去作業に当たっていたカナダ企業が、契約期間を終える前に撤退することが決まった。除去作業は銅鉱山の主要株主だったカナダのプレーサー・ドーム社が費用負担して進めていた。除去作業はまだ完全に終了しておらず、今後さらに500万ドルの事業費用が掛かると推測されている。カナダ・バンクーバーに本拠を持つ同社は今月16日に比国内の営業所を閉鎖、銅鉱山の株式も比企業に売却している。(16日・ブリティン)