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[ 289字|2001.11.20|社会 (society)|econoTREND ]
□トヨタ、完成車関税率の引き下げに懸念
国内の自動車組立業界大手のトヨタ自動車はこのほど、フィリピン政府が完成車輸入に対する関税率引き下げを検討していることに懸念を表明した。関税率は現在30%で、比政府は2004年までに5%へ引き下げたい考え。2002年から実施される「アセアン自由貿易地域(AFTA)」構想では域内からの輸入品に対する関税率を5%以下に引き下げることが定められている。しかし、同社幹部は、タイの完成車に対する関税率が80%と高いなど、他の東南アジア諸国が国内の部品産業を保護する立場から完成車輸入を依然規制しているとして、比政府は引き下げについて急ぐべきでないと警告している。(17日・トリビューン)