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国際市場でマグロ価格が高騰する中、ミンダナオ島南部のゼネラルサントス市の港湾拡張工事に地元の期待が高まっている。南コタバト引き網漁船組合によると、現在の同港湾施設では大型引き網漁船が寄港できず、市内に７つある缶詰工場に供給するマグロの絶対量が不足している。ところが、最近、同市漁港複合施設を管理する日本人責任者が、水深15メートルの「ベイ４」岸壁の建設計画を承認した。これが建設されれば、ソロモン島沖やパプアニューギニア周辺を漁場とする米国や日本、韓国や南米などの大型引き網漁船の寄港が可能で、「まぐろ王国」の地位をタイから奪還できると地元ではみている。