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12月2日のまにら新聞から

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[ 310字|2000.12.2|社会 (society)|econoTREND ]

□準備金率引き下げは時期尚早

ブエナベントゥーラ中央銀行総裁はこのほど、「準備金率の引き下げは時期尚早」との見解を示した。理由として、11月のインフレ率が発表されていないことなどを挙げた。中銀は今年10月以降、ペソ安に歯止めを掛けることを目的に市場から資金を吸い上げるため、2度にわたり流動性準備金率(各行が大蔵省証券などの流動性資産で保有すべき一定比率)を計4ポイント引き上げ7%とした。預金準備金率は9%に据え置いたため、各種準備金率の合計は現在、16%となっている。これに対して市中銀行は、「準備金率を高率にとどめることは貸出金利の引き下げを妨げるだけで、ペソの対ドルレートの安定にはつながらない」と主張、準備金率を引き下げるよう要請している。

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