ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 303字|2016.5.16|気象 災害 (nature)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
エルニーニョが追い打ち
2013年にセブ島を襲った超大型台風ヨランダで大きな被害が出た北部地方がエルニーニョによって追い打ちをかけられている。同州災害対策局によると、日照りの被害が特に大きいボゴ、メデリンなど四つ地域の農業と畜産業の被害額は4740万ペソに達した。
さらにボルボン、ダナオなど5地域は被害総額が3620万ペソに上った。同局は900万ペソの財政援助を計上し、被害が甚大な地域に優先的に割り当てるとしているが、まだ執行されていないという。
エルニーニョ現象の長期化で、セブ州全体ではこれまでに7人が死亡、農産物と家畜に総額2億2710万ペソの被害が出ており、緊急対策が求められている。(9日・ブレティン)