台風ヨランダ(30号)
大統領府、台風ヨランダ被災地の農業復興支援に10億ペソの追加予算を決定
台風ヨランダ(30号)の被災地復興支援で大統領府は21日、農業支援に特化した追加予算10億5千万ペソを農務省に支出したと発表した。
追加予算は2013年の補正予算から捻出され、?耕作地の整備?肥料の配付?農作業用機械の燃料費?農作業用道具の配付?種苗の配付?脱塩作業││などに利用される。特に予算配分が大きいのは?で約3億ペソ、さらに?が約2億5千万ペソ、?が約2億ペソなど。
予算管理省によると、今回の追加予算は、被害が甚大なビサヤ地方東ビサヤ地域以外の被災地(ルソン地方ミマロパ、ビコール両地域、ビサヤ地方西部ビサヤ、中部ビサヤ両地域、ミンダナオ地方サンボアンガ半島地域)に充てられるという。
アバド予算管理長官は「台風ヨランダが通過したビサヤ、ミンダナオ地方は、いまだ復興の途上にある。農家は特に大きな被害を受けており、農作地の大部分が烈風と高潮で洗い流された」と話した。
被災地の多くは、農漁業が主要産業だった地域が多く、その復興は重要な課題となっている。
農務省は14年3月までに、計311億ペソを農漁業復興支援に支出。うち271億ペソが作物や家畜などの生産物の損害に対して、40億ペソがかんがい設備などインフラ損害に対する穴埋めとなっている。