台風ヨランダ(30号)
東京都の小学校と国際援助団体、台風被災地の復興支援のため義援金送る
日本のカトリック系、暁星小学校(東京都千代田区)と国際援助団体、セーブ・ザ・チルドレン・ニュージーランドはこのほど、台風ヨランダ(30号)の被災地復興に向けた義援金をそれぞれ寄付した。
暁星小学校の佐藤正吉校長と生徒らは10日、千代田区にあるロペス駐日フィリピン大使公邸を訪れ、義援金25万円を手渡した。この義援金は、昼食時におにぎりだけを食べて昼食代を義援金に回す「おにぎり献金」で集められた。
ロペス大使を前に生徒たちは手紙を読み上げ「イエスキリストは『隣人を愛せよ』と教えてくれました。フィリピンはわたしたちの隣人です。この義援金を支援が必要な人々のために使って下さい」と述べた。
一方、セーブ・ザ・チルドレン・ニュージーランドは、フィリピンにある同団体に約300万ペソ、台風で甚大な被害を受けたレイテ州タクロバン市、パナイ島の復興に約790万ペソをそれぞれ寄付した。比外務省が16日、発表した。
2月にパナイ島を視察したニュージーランドの代表者は「貧困から子供たちを脱却させ、将来の夢をかなえるためには教育が最も重要」と述べ、被災地における学校再建の必要性を強調した。