被災地訪問
大統領、台風ヨランダ被災地を訪問。政府に対する「非難は大げさ」と弁明
アキノ大統領は25日、アキノ政変(エドサ革命、1986年2月25日)の28周年記念に合わせて、台風ヨランダ(30号)襲来で甚大な被害を受けたビサヤ地方レイテ、セブ両州を訪問した。
被災地の一部に政府の支援が行き届いていないという批判に対し、アキノ大統領は「政府の対応は完璧ではなかったことは認める。しかし、最善を尽くさなかったとの非難は大げさだ」と弁明した。
大統領はレイテ州タナウアン町で、地域が支え合い、悲劇から復興しようとする姿は「エドサ革命の精神を具現化している」と被災者を称賛した。
大統領はまた、被災地復興担当のラクソン大統領顧問らとともに、同町で建設中の被災者向けの再定住用の住居を視察した。大統領によると、レイテ州だけで2万5千世帯の住宅が建設されるという。同町では、1300世帯対象の住居が6カ月以内に完成するという。
大統領は24日には、2012年12月に襲来した台風パブロで被害を受けたミンダナオ州東ダバオ州カテエル町と、13年10月に発生したボホール地震の被災地、ボホール州ロオン町を訪れた。