航空管制事業民営化を提案
[ 371字|2024.10.18|経済 (economy)|econoTREND ]
デニス・ウイ氏が経営するコムクラーク・ネットワーク&テクノロジー=ダバオ市=はこのほど、フィリピン国内の航空交通管制事業民営化に向けた官民連携事業提案書を比民間航空局に提出した。ラフィ―・トゥルフォ上院議員が15日に明らかにした。同上院議員は国の航空管制システムを取り扱う航空交通管理事業が民営化されれば、外国政府の息のかかった企業による参入などを招き、国の安全保障体制が脅かされる可能性があるとして反対を表明している。また、逮捕状が出た大物政治家らの国外逃亡を防ぐことも難しくなるなど、大きな問題を抱えることになるとして、民営化提案を調査する上院公聴会を実施する必要があると訴えている。マニラ国際空港の再整備・運営権はすでにサンミゲルを中心とする企業連合体に移管されるなど、国有資産や政府運営機関の民営化が加速している。(16日・スター)