6月ホットマネー 2726万ドルの純流出
[ 311字|2024.8.5|経済 (economy)|econoTREND ]
中央銀行によると、6月単月の国債や株などへの投機的な投資を示す外国ポートフォリオ投資(ホットマネー)は2726万ドルの純流出だった。しかし、流入額は10億4000万ドルと前年同月比17.2%増加している。リサール商業銀行の筆頭エコノミストであるマイケル・リカフォート氏は、フィリピンと中国のの南シナ海における緊張の激化やイスラエルとハマスの紛争などの地政学的要因に加え、エルニーニョの影響による干害やペソ安進行、物価高騰などで比からの投資引上げが進んでいると分析している。しかし、今年上半期(1~6月)では8084万ドルの純流入となっており、前年同期の8億428万ドルの純流出から反転している。(2日・ビジネスワールド)