政府対外借入43%増 4~6月期は39億ドル
[ 339字|2024.7.24|経済 (economy)|econoTREND ]
22日の中央銀行発表によると、今年第2四半期(4~6月)に承認した政府や政府系企業・公社などによる対外借入は39億ドルで前年同期比43%増加した。財務省が今年5月に実施した米ドル建て10年物国債や25年物ESG債券の発行が含まれている。また、計19億ドルの政府プロジェクト融資も含まれているが、これは鉄道輸送インフラ事業向けという。政府が契約するかもしくは保証する対外借入を実施するためには事前に中銀の承認を得る必要がある。マルコス政権は2024年通年の政府借入目標を2兆5700億ペソに設定しているが、一部は24年財政赤字予想額1兆5000億ペソの補てんに充てられる。レクト財務相は国内借入と対外借入の割合を今年も75:25で維持するとしている。(23日・インクワイアラ―)