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　12日の中央銀行発表によると、５月末時点の市中銀行による貸付残高は12兆ペソで、前年同月比10.1％増加し、2023年３月以来となる高水準だった。前月は9.6％増だった。消費者向け貸付残高が同25.6％増の１兆4000億ペソと伸びたが、うちクレジットカードローンが7760億ペソと同29.4％増加したことが目立っている。ユニオンバンクのチーフエコノミスト、ルーベン・アスンシオン氏は、「個人消費が旺盛だという良いサインだ」としながらも、消費者向け貸付の多くが高金利やインフレ高進により生活必需品の購入に向けられていると分析している。一方、ビジネス向け貸付も10兆1000億ペソと前年同月比8.4％増加し、前月４月の同7.8％増からさらに拡大している。（13日・インクワイアラ―）