MRT3民営化で運輸省が提案拒否
[ 328字|2024.1.12|経済 (economy)|econoTREND ]
首都圏鉄道(MRT)3号線の運営・保守事業でバウティスタ運輸相は、インフラ投資企業大手メトロパシフィック・インベストメンツ(MPIC)とサンミゲルがそれぞれ提出していた提案をいずれも拒否すると表明した。マニラ国際空港再整備事業で実施したような一般競争入札を実施すべきと判断したもよう。同民営化事業については、ドゥテルテ前政権下にサンミゲルが事業提案し、政府からオリジナル提案者資格を得て受注に向けて一歩先に進んでいた。一方、MPICは日本の住友商事と提携して運営保守事業を提案していた。MPICは2011年にも政府に総額5億2400万ドルの3号線近代化事業を提案したが、運賃引き上げが盛り込まれていたことなどにより、政府が拒否していた。(10日・スター)