メラルコ子会社がSPNEC買収完了へ 年内に50.5%議決権
[ 385字|2023.11.10|経済 (economy)|econoTREND ]
国内配電最大手マニラ電力(メラルコ)の再生可能エネルギー部門子会社、Mジェン・リニューワブル・エナジー(Mグリーン)は、今年末までに国内太陽光発電大手SPニューエナジー(SPNEC)の50.5%議決権を掌握する株式買収手続きを完了させると明らかにした。パギリナン・メラルコ会長兼最高経営責任者によると、SPNECが26年3月までに現在進めている太陽光発電建設のうち600メガワット分の事業が操業開始される計画で、今年中の買収完了が望ましいという。SPNECの親会社ソーラーフィリピンズ・パワープロジェクト・ホールディングス(SPH)は、Мグリーンとの間で、ルソン地方で総発電量3500メガワットまでの太陽光発電事業開発と4千メガワット時までのバッテリーエネルギー貯蔵事業の実現に向けSPNECにメラルコ側が出資し経営権を掌握することで合意していた。(8日・スター)