電力供給契約一時差し止め
[ 284字|2022.11.29|経済 (economy)|econoTREND ]
控訴裁判所は複合企業大手サンミゲルが求めていた傘下の発電企業によるマニラ電力(メラルコ)への電力供給契約を一時差し止める申し立てを認める判断を下した。控訴裁の一時差し止め命令は60日間有効で、メラルコは今後、電力供給元が不安定となるため、首都圏などの配電地域における電力基本料金が引き上げられる見込み。サンミゲルとメラルコは共同で政府のエネルギー規制委員会(ERC)に対し、石炭や原油などの燃料価格高騰による経費膨張を受けて電力供給契約における売電価格の引き上げを求めて申請を出したが、同委員会が拒否したため、サンミゲル側が提訴していた。(26日・インクワイアラ―)