アンダーグラウンドBPО企業 PEZAが懸念表明
[ 358字|2022.5.10|経済 (economy)|econoTREND ]
フィリピン経済区庁(PEZA)のプラザ長官は記者会見で、セブ市周辺などで最近、高給と自宅勤務などを労働条件として非正規従業員を集める未登記の「アンダーグラウンドBPО企業」が増えており、同庁に登録する正式なBPО企業が従業員の雇用に支障をきたしているとして懸念を表明した。
フィリピン経済区庁(PEZA)のプラザ長官は記者会見で、セブ市周辺などで最近、高給と自宅勤務などを労働条件として非正規従業員を集める未登記の「アンダーグラウンドBPО企業」が増えており、同庁に登録する正式なBPО企業が従業員の雇用に支障をきたしているとして懸念を表明した。セブのIT企業やBPO企業の幹部によると現在、多くのアンダーグランドBPО企業が3万~4万ペソの月給を提示して求人を強化しており、政府の施策で自宅勤務率が1割以下に抑えられている登録BPО企業に勤める従業員たちが退職するケースが増えているという。PEZAは同庁に登録しているBPО企業に対しては9月12日まで、もしくはコロナによる緊急事態宣言の終結が発表されるまでは、従業員の3割までの自宅勤務を認める特別措置を実施している。(9日・スター)