「日刊まにら新聞」ウェブ

　フィリピン中央銀行によると、2021年通年の外国ポートフォリオ投資（ホットマネー）は５億7446万ドルの純流出となり、同行の予測していた同15億ドルの純流入には遠く及ばなかった。しかし、2020年の外国ポートフォリオ投資の純流出額42億4000万ドルに比べると86.4％減と大幅に縮小している。外国ポートフォリオ投資とは証券市場取引など投機的な短期投資のこと。21年の同投資の流入額自体は136億2000万ドルと前年比16.6％増加している。中銀は2022年度の外国ポートフォリオ投資について、57億ドルの純流入を記録するまで改善すると期待している。（２日・スター）