来年度の粗糖生産ラニーニャで若干減少
[ 247字|2021.9.10|経済 (economy)|econoTREND ]
砂糖規制庁(SRA)は2021年度(21年9月〜22年8月)の粗糖生産について、ラニーニャ現象の影響による多雨で若干減少するとの見通しを示した。今年度の生産量は210万トンだったが、209万トンに減ると予測している。ラニーニャは南米沖の海面水温が平年より低くなる現象で、フィリピンへの影響は10月下旬か11月から始まり、来年3月ぐらいまで全国で例年より降雨量が増える見込み。同庁は来年度に生産した砂糖はすべて国内向けとし、例年行っている米国への輸出は実施しない方針。(7日・マニラブレティン)