石油精製所の操業停止
[ 282字|2020.5.11|経済 (economy)|econoTREND ]
石油元売り大手シェルの比法人、ピリピナス・シェル・ペトロリアムは5日、バタンガス州のタバンガオ石油精製所の操業を5月半ばから約1カ月間停止することを明らかにした。新型コロナウイルスの影響で石油製品の需要が大幅に落ち込んだため。停止期間中はメンテナンスを行い、利益の落ち込み防止と経費削減に努める。同精製所は1日あたり11万バレルの石油精製能力があり、需要が回復すれば操業を再開する。これに先立ちドゥテルテ大統領は、政府の現金支給プログラムの資金に充当するため、原油と石油精製製品などに10%の関税上乗せを課す大統領令に署名している。(6日・マニラタイムズ電子版)