市中銀行が27億ペソ罰金支払いへ 農業関連貸付義務不履行で中銀に
[ 317字|2020.2.6|経済 (economy)|econoTREND ]
トレンティーノ比中央銀行金融政策委員によると、市中銀行に対し貸付総額に占める農業事業関連や農地改革関連の貸付の最低比率(合計25%)の達成を義務付けた2019年発効の共和国法に基づき、市中銀行は今後、同義務の不履行で毎年、総額27億ペソほどの罰金を中央銀行に支払うことになる見通し。国内法によると、市中銀行は現在、総貸付可能額のうち最低15%を農業事業関連に、また最低10%を農地改革関連にそれぞれ貸し出すことが義務付けられている。しかし、中銀の最新データによると、2019年1〜9月期における市中銀行の貸付可能額5兆5400億ペソのうち実際には12.9%のみが農業・農地改革関連に貸付けられるにとどまっている。(3日・スター)