経常収支赤字拡大で 1ドル58ペソまでペソ安更新か
[ 275字|2018.11.22|経済 (economy)|econoTREND ]
ロンドンに拠点を持つシンクタンク「キャピタル・エコノミクス」はこのほど、貿易赤字の拡大などによりフィリピンの1〜6月経常収支の赤字幅が30億8700万ドルまで膨張していることから、今後もペソ安圧力が強まり、2019年末までには1ドル=58ペソまで下落するとの見通しを示した。1〜6月の経常収支赤字幅は比の国内総生産(GDP)の1.9%に相当する。1〜9月における比の貿易赤字は299億1000万ドルと前年同期比70.5%増まで拡大。ペソの対ドルレートは今年54ペソ台まで下落したが、今月16日には52.71ペソまで回復している。(19日・タイムズ)