中国アリペイと覚書 シンガポール政府観光局
[ 433字|2017.9.28|経済 (economy)|econoTREND ]
シンガポール政府観光局(STB)はこのほど、中国電子商取引最大手、阿里巴巴(アリババ)のモバイル決済サービス「支付宝(アリペイ)」と提携する覚書を交わした。大きく伸びている中国人旅行者にシンガポールでより満足のいく旅行体験をしてもらえるよう支援するのが目的。 アリペイとSTBの各サイトでシンガポール関連のコンテンツを相互に掲載し、中国人旅行者がシンガポール訪問前および訪問中に最新のより良い情報を提供する。また、シンガポールを訪れる中国人旅行者のトレンドに関するデータや分析をシンガポールの旅行業界と共有する。このほか、シンガポール訪問中の中国人のアリペイ経由の支出を増やすための共同の取り組みを模索する。 2016年の中国人旅行者のシンガポールでの支出額は35億2000万シンガポールドルで、インドネシアを上回って1位となった。中国人旅行者数は前年比36%増の286万4000人で、インドネシア(289万4000人)に迫る規模になった。(シンガポール時事)