□ルソン地方の電力需給状況が3度ひっ迫
[ 321字|2017.9.25|経済 (economy)|econoTREND ]
電力消費者団体のシチズン・ウォッチは21日、8月から9月までの直近2カ月間で、ルソン地方の発電各社による電力供給総量から需要(消費)量を差し引いた余剰電力量が647メガワットまでひっ迫した際に宣言される「イエロー・アラート」(注意警報)が3回にわたって電力送電公社によって出されたことを明らかにした。ルソン地方では昨年7月から今年6月にかけて発電施設増加により1125メガワット分の発電量が新たに追加され、すでに電力供給総量も今年に入り1万メガワットを超えたにもかかわらず、インフラ事業の好調や経済発展によって電力需要の伸びが依然供給を上回っている状態で、同団体はさらなる発電施設の追加が必要だと警告している。(21日・スタンダード電子版)