ミンダナオ地方とセブ島間送電網接続事業を承認
[ 304字|2017.9.8|経済 (economy)|econoTREND ]
エネルギー規制委員会(ERC)はこのほど、フィリピン国家グリッド公社(NGCP)が提案していたビサヤ地方セブ州シボンガ町とミンダナオ地方南サンボアンガ州アウロラ町を結ぶ送電網接続事業を承認した。事業費は520億ペソ。ミンダナオ地方とビサヤ地方を結ぶ送電網接続事業としては当初、スリガオ海峡を横断する東側ルートが調査対象となっていたが、同海峡の海底に眠る第2次大戦中の沈没艦船近くにある不発弾や海底火山などの存在が障害となり、セブ州の西端に候補地が変更されていた。一方、国家送電会社(TransCo)も独自で両地方の送電網接続事業を提案してきており、今回の決定に不服を申し立てる見込み。(6日・スター電子版)